壷阪山南法華寺から明日香柏の森へ
5月の窯後は奈良、11月のアート散歩が終ると明日香、このところ大和路にひかれることが多くなっている。
今回は西国三十三観音、6番札所、壷阪山南法華寺(通称壷阪寺)から標高600メートルの山城、高取城跡を廻り明日香柏の森(かやのもり)へ抜けるコースをとった。
5月25日 近鉄飛鳥駅の一つ南が壺阪山駅


高取城下の中心を「土佐街道」が通っている。その由来は飛鳥時代にさかのぼるという。

壷阪寺の縁起にも絡む「壷坂霊験記」お里沢市の墓もこの辺りある。

町を離れるに従って勾配が増し、夏日の日差し、遠く当麻の方向に二上山が見えてくる。





塔見えて
躑躅燃え立つ
山路かな
阿波野青畝(あわのせいは)

十一面千手観音


畝傍山が見える

高取城跡への道


五百羅漢









国見櫓跡から明日香、二上山



猿石、明日香柏の森への分岐地点




明日川の上流 香柏の森に出る
<女綱>

<男綱>





明日香の夕暮れ

飛鳥坐神社(あすかにいます神社)

大君は
神にしませば
赤駒の
腹這う田井を
都となしつ
柿本人麻呂
5.26
奈良から桜井へ

大神神社(おおみわじんじゃ)大鳥居、背後に三輪山。三輪の森に散在する摂社を見て歩く。


大直禰子(おおたたねこ)神社

大直禰子(おおたたねこ)神社ー若宮社


久延彦(くえひこ)神社


久延彦神社の境内から大和平野を望む。
手前に大神神社(おおみわじんじゃ)の大鳥居、後ろに畝傍山、さらに葛城から二上山ヘ続く山並み。

久延彦神社の背後、三輪山の遥拝所。


まっすぐに
物の落ちけり
松手入
高浜虚子

月の山
大国主の
命(みこと)かな
阿波野青畝

大美和の展望台

狭井(さい)神社

<清明>
三島由紀夫


三輪山を離れ、桜井の町から、巻向にある箸墓古墳まで歩く。

箸墓は卑弥呼の墓と言われ、近くに邪馬台国ではと言われている巻向遺跡があるが、今回は目的とせず巻向駅から桜井駅に戻る。
5月26日 午後 桜井駅からバスで忍阪(おっさか)へ




忍坂街道が通る忍坂の村

ここから王家の谷に入る

舒明天皇陵


秋山の樹の下隠り
逝く水の我こそ益め
御思よりは
鏡王女










忍坂の古河岸のねこやなぎ
ぬれてやさしき春の雪かな
保田與重郎


石位寺
お堂内に日本最古と言われる白鳳時代の石仏ー三尊仏ーが安置されて日常は非公開だが幸い知人の計らいで拝観することができた。


入江泰吉の写真集から
さらに忍坂街道を進み粟原廃寺の礎石などを見たが、明日香と隣合わせにいながら古い歴史を秘めたこの地区の史跡や風景は忘れ難い印象を残した。
5月27日
雨の奈良町、十輪院界隈を歩く




起こりたる
桜吹雪の
とどまらず
橋本多佳子