5月4日の朝
窯屋根の向こうの海から、太陽が真っ直ぐに寝床に届くようになると5月。
1月に入ってから作り続けた300を越える作品を搬出、5月1日から窯づめに入った。
窯づめー最深部、1列目
2列目の状態
3列目
4列目及び火前の作品配置
左右の棚下の配置状況
ロストルの構成
ロストル口、上下二つの焚き口を作りつつ窯を閉じる。
いよいよ8日より窯に火が入る。
桜が咲き、海が煙って、朝の散歩がようやく気持ち良い季節。
ドイツ、ハンブルクで活動を続ける画家綿引展子さんを迎えて夕食会を持った。
彼女は、20年ほど前、アトリエとして自分の旧宅を買ってもらって以来の長い付き合いで、現在ドイツ在住、日本での展示会が計画される度に真鶴に足を伸ばしてくれる。
今回も日頃付き合いの深い、箱根仙石原と真鶴近隣の友人、新しく加わった設計家のお隣さんと共に会食と楽しい会話で盛り上がった。

3月に入って急に春めいてきた。
梅が咲き、庭の東斜面はフキノトウで一杯、馬酔木も花房を垂れ、気が付けば、昨年秋の陶展(アートさんぽ)からすでに3か月が過ぎた。
正月を迎えて、数日を過ぎたあたりから薪割りを開始した。
今年も5月に穴窯を焚くと決めてから、折を見ては割り続け、現在半ばまで来たろうか。
作陶が後を追う。土が少しずつ手に着いてリズムができつつある。
水もぬるんで、春はものづくりに追われる。
おいおい、もうつくしも顔を出した!
今年は、湯河原、真鶴合わせて53箇所。
風籟窯ギャラリーは、土、日、月を基本として、11月中16日間のオープンです。
コロナ対策に注意してお越しください。
コーヒーでお迎えします。 湯河原・真鶴アート散歩WebSite